特集インタビュー Iさんの仕事と暮らし~ 地元へのUターン転職で開発やITサポートのお仕事に ~
ITのお仕事
今回取材をさせていただいたのは、南房総市にあるIT系企業「株式会社 インターコム R&Dセンター」で働くIさんです。インターコム R&Dセンターは、グループ会社である株式会社インターコムの商品の組み立て、配送センター業務、コールセンター業務、ソフトウェアの研究開発・検査・品質管理などを幅広く行うユニークなIT系企業です。
会社紹介動画
移住就職者 Iさん
インタビュー
現在のお仕事について教えてください
弊社では主にソフトウェア系の製品を取り扱っており、グループ会社である株式会社インターコムで開発・商品化した製
品のサポート窓口業務や、新しい製品の検査・検証などの業務を行っています。
私はその中でも、昨年リリースされたばかりの製品を担当しており、その製品の開発段階から深く携わってまいりました。検査や検証を行う業務をメインで担当しておりましたが、開発者が気づかなかったような問題を発見し、それをきっかけに製品が改良され、1つの商材として世の中に出ていくという一連の出来事は「やって良かったな」、「頑張って良かったな」という何とも言えない満足感がありました。総じて、とても大きな充実感を持って働けています。
Uターン転職を検討したキッカケは、何だったのでしょうか?
私、実は前職は官公庁で働いていました。
仕事に不満を抱えていたわけではなく、地元に戻ることを優先した結果、Uターン転職となりました。
学校を卒業した当時は「地元から出たい!」と強く思っていましたね。より都心に近い環境での仕事を希望する形で官公庁の仕事に就かせていただきました。しかし、4年間ほど働いていくなかで「いつしか地元に戻りたい」と思うようになっていきました。
遊べる場所がたくさんあったり、電車が遅くまで走っていたり、都心も最初はいろいろなことが便利だと思っていたのですが、実際のところは、そんなに頻繁に利用するわけではなかったりします。むしろ、地元で暮らしてきたころと比べると常に窮屈さみたいなものを感じていて、もともと人混みが苦手だったり、通勤電車に乗るだけで疲れてしまったりなど、いろいろな要因がありましたが、私にとって一番大きかったのは仲のいい友人たちとの距離感です。
ずばり、地元に戻ってきて良かったと感じますか?
はい、それはもう間違いなく。
千葉に戻ってくる一番の動機であった「友人たちとの時間」はかなり増えました。
以前のような長期休暇の時だけでなく、平日の夜、仕事が終わったあとにご飯を食べに行ったりすることがとても多いです。都心に住んでいたころは、家に帰って一人で夕飯を食べていたところを、友人なり家族なり誰かしらと一緒に過ごせるというのは本当にありがたいことなんだってつくづく思います。
気心の知れた友だちと日常的に過ごせると、ちょっとした悩み事なんかがあってもすごく気軽に話せますし、ひと昔前と比べて、気持ちにも余裕ができたように思います。
今の職場を選んだ理由は?
地元での仕事を探そうと求人サイトを見ていたところ、偶然見つけることができました。求人票の文面に「Uターン転職歓迎」という文言があり、まさに自分のような状況を受け入れてくれる企業だと感じ、ホームページなどを詳しく見て興味を持ったので応募をしました。
ほどよく長閑なこの南房総市では珍しいような「大企業」の資本が入った企業でしたし、魅力を感じていたのですが、異業種に転職をする上で私が一番気になっていたのは「業界未経験」だという点でした。しかし、そこへの不安は面接を受ける中でも和らいでいきましたし、あとは教育体制がしっかりしているというのが魅力的であり、とても安心でした。
入社前と入社後のギャップは殆どなく、プライベートだけでなく仕事の面でも充実しているのでUターン転職をして本当に良かったと感じています。
インターコム R&Dセンター
採用担当者から
すべてを東京で行うのではなく、地域に根差して「雇用機会」を生み出す
もちろんコスト面などでのメリットもあるのですが、もともとはインターコムで行っていた業務のうち、東京でなくても行えるような業務を選別して『この南房総市の雇用に繋げられないか?』という流れがあり、設立されたのが当社「インターコム R&Dセンター」です。
例えば、コールセンターの運営も、自社で運営をするのか、外部に委託をするのか、選択をすることができると思うのですが、メールや電話によるお客様からのお問い合わせがインバウンドである中、1件1件丁寧にお応えをする必要があり、それもテクニカルなサポートになりますので相応の専門知識が必要になります。それらを自社で運営をすることで、いただいた貴重なご意見やお問い合わせの履歴は、次の製品を開発する上での重要なインプットにもなりますし、1件1件の応対がコールセンターを運営する上でのノウハウになります。
ゆくゆくは、法人のお客様からコールセンターの運営業務自体を受託したり、新製品の本開発を行う機能も請け負ったり、それらの業務もこの南房総市で一手に引き受けるという大きな構想があります。当社のオフィスは空き施設になってしまった保育所を再活用したオフィスになっていますが、ITという分野で若い人材を育てていったり、地域に根差して雇用を生み出し、この街を元気にしたい!というのが千葉県南房総市出身の当グループの会長「高橋 啓介」の願いです。
未経験者でも大切に育成し、頑張りや成果を正しく評価する風土
当社は、未経験で入社される方が殆どで、新しく入社される方へのサポートを手厚く充実させています。いわゆる教育研修だけでなく、同じ商品を担当する先輩社員によるOJTで、実際の仕事の中で実践的に経験を積んで慣れていくことができますので、自ら学ぶ意欲を持って入社してくださる方はどうぞ安心して応募してください。
また、当社には一人ひとりの頑張りや成果が、正しくちゃんと評価されていく風土や仕組みを大切にしています。徐々にスキルや視野を広げ、より大きなステップアップにつながるよう、人材育成を積極的に進めていますので、まだ応募しようか迷っている方も、見学を兼ねて気軽に話を聞きにきてください。業務内容や会社の雰囲気などを直接ご紹介させていただきます。
千葉県、そして南房総市のいいところは?
- 休日に出かける時も、県内で完結することが他の地方都市と比べて多いかもしれない。
- 海も花もきれいですが、農家が多いので、地元の食べ物が本当に美味しいです。
- レジャー施設を見ても「自然」に携わるものがとても多く、子供を育てる上でもすごく良い環境です。
- 私はもともと埼玉県の出身なのですが、千葉県には「海」があるのが最高です。
- 時間がゆっくり流れているような空気感があり、そのような観点で住み心地がとても良いです。