千葉県 地域しごとNAVI千葉で暮らす人たち田村 臣希
千葉 → オランダ → 千葉
  • 農業
  • 田村 臣希さん

  • 南房総市在住
  • 家族3人暮らし(母・祖母)

大学を卒業後、新しい農業を学びにオランダへ留学

南房総の畜産農家に生まれ育ちました。
兄と姉がいましたが、二人とも農家を継ぐ意志がなかったので、農業の大変さは判っていましたが、当然自分が家を継いで農業をするしかないと、高校の時から考えていました。

そこで、明治大学の農学部農業経済学科へ進学し、卒業後は、オランダに1年間留学して農業を学びました。オランダを選んだのは、日本同様、狭い土地でありながら効率的に農業生産をしていたからです。新しい農業という事で、前半半年は施設農業(いわゆる水耕栽培)について、後半半年は無農薬農業について学びました。

千葉で家業を継いで、農業のむずかしさを知る

大学在学中に、家業は、その頃厳しくなってきた畜産業から農業へ転換していましたが、2006年、日本へ戻り、実家の農業を継ぐ形で就農しました。

就農してからは、いろいろな農作物を育ててきました。その中で、失敗しながら知識や知恵を得て、その経験を次に活かす連続でした。雨、大雪、台風などの天候による当たり外れの大きいハイリスク・ハイリターンの農作物がある事や、猪、猿、狸などの被害にあうことの多い作物がある事などを知りました。

そうした挑戦の中で、天候被害や害獣被害の少ないナバナ(=食用菜の花)を栽培の中心とした農業経営に辿り着き、現在では、ナバナの収益が売り上げの7割を占めています。

試行錯誤を重ねて見えてきた「ビジネス」としての可能性

ナバナの出荷は、11月から4月上旬で、繁忙期のピークが1月から3月ですが、品種により収穫までの期間(2ヶ月~4ヶ月)や寒さに対する強さが違うので、パソコンで管理しながら、時間差で畑に順番に植える事で、生産時期と出荷量の管理をしています。品種により収穫までの期間(2ヶ月~4ヶ月)や寒さに対する強さも違うので、パソコンで管理しながら、時間差で順番に畑に植えるのだそうです。ナバナの収穫時期以外は、トウモロコシや枝豆などの観光農園を行っており、年間1万人以上の来園者があります。これも大切な収益源になっています。

実家に戻り、就農した2006年当時の農地面積は2haしかなく、収益も多くありませんでしたが、常にチャレンジしながら事業の拡大を図ってきました。毎年0.5ha以上の農地を買い増し、2011年には会社も設立し、2015年現在の農地面積は約8haになりました。将来の目標が、農地面積15ha、年商1億円なので、半分位まで来た感じです。

新規の得意先は、それまで大切に築いてきた人との繋がりや信用をベースとした、先方からのアプローチによるものがほとんどです。最近、カゴメやセブンイレブンなどの大手とも取引を始めましたが、品質はもちろんのこと、決められた時期に決められた量を決められた値段で納品するという、客先との契約を守ることが一番大切だと考えています。

私と母と社員2名以外にパートが15名ほどで働いていますが、人手や人材を確保し、相手のニーズに確実に応える事が、翌年の受注に繋がっていると感じています。

楽しみながらの農業「楽農」を実現する

企業理念は、楽しみながらの農業いわゆる「楽農」です。
農業の魅力は、やればやった分だけ収益となって戻ってくる事なので、希望を持って農業に取り組める農家が増えるために、自分がひとつのモデルになれればと思っています。

地域が元気になるには、生産農家が元気で地元にお金落とせるような農業を行っていく事が大切だと考えており、競争力をつけるためにも、補助金に頼らない経営をしていきたいと思っていいます。

今は、あまり叱ってくれる人がいなくなったので、自分で意識して厳しくしなければと思っています。100点は当たり前で、120点、130点を目指すこと、人に任せられることは任せ、自分が遣らなければ駄目な事だけする事、地元JCI(日本青年会議所)などの、外部とのネットワークを大事する事など、課題は沢山あります。

今は、まだまだ、次の段階へ進む為の挑戦の最中です。

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楽しく考えよう、もっと「自分らしく」暮らすこと。

地元での就職・転職や、働く以外のコトとのつながりを見つめなおす人が増えています。

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移住・Uターンを検討するために、住まい、しごと、子育て環境や子供の教育環境、移住者の声など、自分に必要な情報を幅広く集めてみましょう。